ホーム > NEWS > 北アルプスの雄大な景観を手軽に楽しめ、しかも高山植物が固有種も含めたくさん観察できちゃうオススメのフィールド2選!【八方池】編
名山ご紹介

北アルプスの雄大な景観を手軽に楽しめ、しかも高山植物が固有種も含めたくさん観察できちゃうオススメのフィールド2選!【八方池】編

雄大な北アルプスの眺め(日本百名山の五竜岳と鹿島槍ヶ岳)
雄大な北アルプスの眺め(日本百名山の五竜岳と鹿島槍ヶ岳)

北アルプスは飛騨山脈とも称し、名峰揃いの岩峰がたくさんあり、槍ヶ岳や穂高岳連邦、白馬連峰など登山愛好家にとっては魅力的な場所です。もちろん3千m級の山々が連なり、キレットや梯子、鎖場があったり登山技術や経験が必要な山ばかりです。しかし、スキー場のリフトやゴンドラを乗り継いでいくことで一気に森林限界を越え、北アルプスの岩峰を前にして可憐な高山植物の咲き乱れる場所までくることができます。その1つに八方尾根を八方池まで歩くコース。白馬連峰に固有のハッポウワレモコウやハッポウアザミ、ハッポウウスユキソウ、ハッポウタカネセンブリをはじめ、ミヤマアズマギクやミヤマキンバイ、ムシトリスミレ、イワシモツケ、ユキワリソウ、ミヤマウイキョウなど彩もさることながら多種多様です。八方池は周回できる散策路があり、さらに登ると唐松岳(2,695m)まで登山道が続きます。また辺りの山岳景観は優れ、白馬岳から不帰ノ劍の絶壁やキレットなど厳しい縦走路が見て取れます。ツアーはゴンドラとリフトが運行している間で、日帰りコースとなります。開催期間は6月から紅葉や草紅葉が楽しめる10月中旬頃まで。

八方池から望む不帰ノ劍
八方池から望む不帰ノ劍
ユキワリコザクラの群落と白馬連峰
ユキワリコザクラの群落と白馬連峰
ビタミンカラーで元気を分けてくれるミヤマキンバイ
ビタミンカラーで元気を分けてくれるミヤマキンバイ
ノビネチドリ
ノビネチドリ
食虫植物のムシトリスミレ
食虫植物のムシトリスミレ
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ

山岳フラワーガイド沙羅の木では楽しい自然観察が安全にできるよう、天候の急変にも対応できるよう、晴れの予報でも必ず両手が自由に動かせるセパレート型の雨合羽の準備(傘は強風が吹きやすい高山では不向き)をお願いいたします。なお運が良いとライチョウに出会える可能性も!その際はライチョウとの距離感や植生帯への踏み入れ厳禁などレクチャーいたします。恒久的にこの素晴らしい自然を後世に繋げるよう、適正な自然との接し方や自然保護の観点から皆様にはご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。

絶滅危惧種ライチョウ
絶滅危惧種ライチョウ
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