花は登山口周辺から季節ごとに表情を変え、様々花を咲かせ、シラビゾやダケカンバの林内の登山道沿いにアイズシモツケやイボタヒョウタンボク、コヨウラクツツジ、６月上旬には絶滅危惧種のホテイランなど亜高山帯の植物が観察できます。さらに高度を上げ、行者小屋を越えるとイワウメ、オヤマノエンドウ、チシマアマナ、ミヤマキンバイのほか、蛇紋岩に特異的に自生するウルップソウ、ツクモグサも咲き、高山植物の女王コマクサやキバナシャクナゲ、ヤツガタケタンポポ、シコタンソウ、タカネナデシコ、チシマギキョウなど華やかな高山植物が岩稜に咲きます。それはまるで天空の庭。遠くには富士山や南アルプスの山々が眺められ、天空に庭には個性豊かな可憐な花々が群れ咲いています。おすすめは高山植物が咲きそろってくる６月上旬から初秋の９月（紅葉は１０月中頃）。宿泊先の行者小屋付近からは八ヶ岳の岩稜が見え、休憩で佇むのも素敵な場所です。