標高2000mを越える亜高山帯の森にも春が来る５月下旬から、イチヨウランやホテイランなど稀少植物が見られるほか、クロバナハンショウヅルやイボタヒョウタンボク、アイヅシモツケ、ヒロハヘビノボラズ、コヨウラクツツジ、サンリンソウ、マイヅルソウ、クリンソウなどが観察できます。また登山口から徐々に高度を上げるとコメツガやシラビソの林になり、森の変化にも気づけ、樹林帯の林床にはシダやコケが群生し、明るい林縁ではイワカガミやコミヤマカタバミ、キバナノコマノツメ、シロバナノヘビイチゴなどが見られます。また行者小屋に到着すれば、八ヶ岳最高峰の赤岳や阿弥陀岳、横岳の岩稜が間近に見え、優れた山岳景観を楽しめます。登りでは南沢を、下山は赤岳鉱泉経由の北沢を降りて行きます。なお登山口に９時より前に集合できる方は、日帰りプランとして対応も可能ですので事前に必ずお問い合わせください。日帰りでの料金は他の日帰りコースの丹沢や三ツ峠山などと同じですのでご安心ください。