名山ご紹介
北アルプスの雄大な景観を手軽に楽しめ、しかも高山植物が固有種も含めたくさん観察できちゃうオススメのフィールド2選!【栂池自然園】編
栂池高原に位置し、北アルプス白馬岳の登山口でもある栂池自然園まで、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで標高2千m近くまで行くことができます。ここは栂池平と呼ばれ、起伏が少ない平らな地形があり、いくつかの湿原が広がっています。中でも栂池自然園の「ミズバショウ」は日本一開花が遅いとされ、ミズバショウで有名な尾瀬ヶ原より約1ヶ月ほど花期が遅れます。豪雪地帯なので、全ての雪が溶けてからミズバショウの花が咲く頃には遅霜もなく、清楚な美しいミズバショウが6月に楽しめます。リュウキンカの黄色い花も彩りを添えるほか、ワタスゲやショウジョウバカマ、イワイチョウ、ミヤマキンポウゲ、タテヤマリンドウ、チングルマ、ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメ、イワショウブ、シモツケソウ、ハクサンコザクラ、クロバナロウゲなど湿原に自生する植物がたくさん観察できます。
また、栂池自然園の遊歩道の最高地点(2,015m)は展望が広がっており、白馬大雪渓や白馬三山がよく見えます。またシラビソやダケカンバの林ではムラサキヤシオやオオサクラソウ、シラネアオイ、コヨウラクツツジ、ウラジロヨウラク、ガクウラジロヨウラクなども。気軽に入山でき、しかも高低差の小さい散策路が整備され、ビジターセンターもあるので他のコースより安心です。ご家族連れの方や登山初級者向けです。