神奈川県小田原市のローカル登山サークル「IZUMI登山部」ステップアップ登山最終章・富士山(▲3,776m)編ガイド〜

丹沢や八ヶ岳とステップアップ登山の最終章としていた日本最高峰「富士山」を８月２２日に小田原の地域コミュニティーIZUMI登山部をガイドしてきました。登山口は御殿場口より標高差2,300mあまりを夜間に登りはじめ、七合目付近でご来光を雲間から眺め、眼下に広がる箱根や丹沢、伊豆、山中湖と3,000m越えの眺望を楽しみました。夜間のヘッドライトを使った歩行は独立峰特有の突風が吹き、時折小雨も降ったり、スコリアにしばしば足を取られ苦労しました。また七合目以降は岩場の急登。比較的新しい火山である富士山は高山植物も少なく、空気も薄いことから疲労が平地を歩くよりも格段に厳しいものになりました。しかし、声掛けや先頭を歩く順番を輪番にするなど工夫しながら紛らわせた他、ステップアップ登山八ヶ岳編のキレットや鎖場の緊張感を経験しているからこそ比較できる術によって頑張れ、参加者みんなで3,776mの日本最高峰「富士山」に登ることができました。

浅間神社奥宮でゆっくりし、山頂直下に見える白い万年雪は永久凍土を含み、近年地球規模の温暖化によって消失の危機があることを解説しました。下山は同じ御殿場口に向かい、このコース最大の醍醐味「大砂走り」を経験しました。それは歩幅が驚異の１歩３mにもなり、一気に山頂から3時間を切る登りの１／３の時間で下山完了。下山間際ではあたりにフジアザミやイタドリの群落が広がっていました。ともあれみんなが怪我もなく、高山病にかかることなく登れたことが最高でした。

まとめ

山岳フラワーガイド沙羅の木では、小田原のローカル登山部のように、地域の登山サークルなどのご要望に沿ったガイドができます。山の知識や気象、装備、歩き方といった課題に対し、北は北海道から南は沖縄、小笠原まで夏山から冬山を踏破、日本の植生を把握している経験豊富なガイドだからこそ伝えられる知識があります。お客さまのグループの講師として出向したり、打ち合わせを重ねてワークショップを開催したりできます。講師料は当社が行っているツアーレベルと同等の料金をグループ参加人数で割っていただけるだけで構いません。宿泊が伴う場合は山岳フラワーガイド沙羅の木にご相談ください。